ここ数年飲食業界は非常に厳しい状況になっています。競争が激しいだけでなく、景気状態があまりよくないため、外食産業はあまり儲からない仕事となっています。また、新型コロナウイルスの影響もあり今後も一層厳しい状況が続くでしょう。一方でエンジニアなどのIT業界は非常に熱い職種となっていて、飲食業界とは対照的に稼げる仕事です。飲食業界から脱出してエンジニアになりたい人はどうすればよいのか?この記事で転職のやり方、スキルの身につけ方などを解説します。
飲食業界の現状は?将来性は?
飲食業界を取り巻く環境はどんどん厳しくなっている
近年飲食業界を取り巻く環境はどんどん厳しくなっています。もともともともと飲食ビジネスは収益性が低くため、廃業が多く入れ替わりが激しい業界です。理由としては、いくつかありますが、
・思うように売り上げを伸ばすことが難しい
また、不景気や人口減少などの影響を受けやすく、より一層儲からない仕事となってしまっています。低賃金・長時間労働といったブラックなイメージもあるため人材確保が難しく、今後も飲食の仕事に就く人は少ないでしょう。
新型コロナウイルスの影響も大きい
特に2020年2月以降に新型コロナウイルスが流行したことでより一層飲食業界で生き残るのは厳しくなっています。
ロックダウン期間はもちろん、感染対策のために非効率的な経営を余儀なくされているため、飲食店の売上は以前よりもかなり少なくなっています。
新型コロナウイルスの影響に加えて外食をする人が少なく、今後も景気が悪化する可能性もあります。
飲食業界からの脱出を図って転職を目指す人も多い
このように飲食業界に未来を感じていない人は多いです。
そのため、飲食業界からの脱出を図り、他の職種へ転職を考えている人は多いです。
飲食だけでなく、新型コロナの影響で冷え込んでいるアパレルも含め接客業全体から、より将来性の高いIT分野を目指して転職をする人が増えています。
今後もこの傾向は強くなり、飲食業界から全く関係のない職種・業種への転職は当たり前になっていくでしょう。
最近の転職市場ではIT業界が熱い!
IT業界は他の業界よりも勢いがあり、将来性も高い
転職先の候補としては様々な分野が挙げられますが、中でも転職市場で熱いのはIT業界です。
新型コロナウイルスのロックダウンで他の業種が厳しいビジネスを強いられる中、IT業界だけは勢いを落とさずに成長を続けました。
実際、新型コロナウイルスが大流行した期間、他業界の企業が軒並み株価を落としたなか、IT関連企業の株価は一時的に落ちたものの、すぐに元通りになりその後株価は上昇を続けました。
IT業界の人材は需要が高く、求人も多い
IT業界は勢いがあり成長を続けているため、人材が不足しています。
そのため求人が多く、転職のチャンスは高いです。プログラミング未経験者でも採用する企業も多いです。
もしあなたがプログラミングなどの経験がなくても、IT企業への転職の可能性はあります。
ITの知識は今後どんな仕事でも必要
今後どのような業種でもデジタル化・IT化が進んでいき、どのような仕事でもそのようなスキルは必要になってきます。
プログラミングなどのスキルを身につければ、その後どのような仕事に就いても活躍できるでしょう。
エンジニアとはどんな仕事?プログラマーとの違いは?どんな企業がある?
システムエンジニアは建築士のような仕事
エンジニアとはどのような仕事がどのような仕事なのかしっかりと理解していない人も多いです。
ITシステムの構築を家の建築に例えると、エンジニア(システムエンジニア:SE)は建築士のようなものです。
建築士が家の設計をするように、エンジニアは顧客の要望を聞いてシステムの大まかな設計やデザインをします。
一方で、プログラマーは大工のような仕事です。
エンジニアがデザインした設計をもとにプログラムを実際に書き、システムを作るのがプログラマーです。
IT関連の仕事とはいっても様々あるので、転職に応募する際には具体的に何をする仕事なのか理解しておきましょう。
IT業界にも様々な企業がある
IT業界にも様々な企業があります。大きく分けて
- SI(情報サービス)
- ハードウェア
- ソフトウェア
- Web(インターネット)
があります。それぞれ簡単に説明すると、以下の表のようになります。
企業のタイプ | 特徴 |
SI企業(SIer) | クライアント企業の課題をITシステムで解決し、受注・開発・運用を行う。 NECや富士通など。 |
ハードウェア | スマートフォンやPCといったITデバイスを製作する。 日立やソニーなど。 |
ソフトウェア | デバイス上で使用するOS(オペレーションシステム)やアプリを開発する。 IBMやMicrosoftなど。 |
Web | Webサイト制作やインターネット広告などの企業向けサービス(BtoB)や SNSなどの個人向けサービス(BtoC)を提供する。 LINEやFacebookなど。 |
IT業界に興味がある人はそれぞれの特徴やどのような企業があるかを事前に調べておくとよいでしょう。
こちらの記事に具体的にまとめてあるので、参考にしてみてください。
第二新卒はプログラミングの経験がなくてもIT業界に転職できる?
プログラミングの経験が必須ではない企業やポジションもある
IT業界への転職というと「プログラミングのスキルが必要」というイメージがあり、難しく感じてしまうかもしれません。
しかし、IT業界といっても様々な企業がありますし、その中でも様々なポジションがあります。
例えばSI業界の中でも受注メインで行っていてシステム構築を下請けに依頼している企業であればプログラミングは不要です。
また、エンジニアはプログラマーほどプログラミングのスキルがなくても転職可能です。
ポテンシャル採用してくれる企業も多い
上述した通りIT業界は人材が不足しているため、プログラミングの経験がなくてもポテンシャルで採用する企業もあります。
その場合業務と並行しながらプログラミングなどを学ぶことになりますが、未経験でスキルがなくても転職できる可能性は十分あるでしょう。
しかしプログラミングの知識やスキルはあった方が有利
プログラミングの経験がなくてもポテンシャル採用で転職は可能ですが、やはり知識やスキルは持っていた方が転職活動をする上で有利であることに間違いありません。
そのため、IT業界への転職を考えているなら、時間を見つけてプログラミングの勉強をするのが良いでしょう。
プログラミングのスキルがあれば転職時に有利になるだけでなく、新しい職場で仕事を始める際にもアドバンテージとなるでしょう。
プログラミングを学ぶならスクールに通うのが最短
自力でやろうとしても限界はある
プログラミングのスキルがあれば転職活動や新しい仕事で有利になれると書きましたが、やはり全て独学でやろうとしても限界があります。
もちろん努力をすれば独学でも習得可能ですが、どこから手を付けたらいいのかわからない人が多いため、長い時間を費やしても十分にプログラミングスキルが身につかないこともあるでしょう。
自力で頑張るのももちろん良いことですが、飲食業界の業務はハードなのでなかなか十分に時間をとることはできないでしょう。
ある程度は割り切ってスクールなどを利用し、効率的に学びましょう。
スクールに通えばプログラミングを最短で学べる
近年プログラミングが流行っていることもあり、プログラミングスクールは数多く存在します。それぞれ独自のカリキュラムや教材があるため、より自分に適したペースで学ぶことができます。
おすすめのスクールとしてはネットビジョンアカデミー やCodeCamp
があります。
ネットビジョンアカデミー
ネットビジョンアカデミーの特徴としては、完全未経験の状態からITエンジニアの就職に必要なスキルを指導してくれる点です。他のプログラミングスクールに比べて通いやすく、また飲食業界からの転職に向いているプログラミングスクールです。
CodeCamp
CodeCampの特徴としてはオンラインでプログラミングスクールに通うことができるという点です。飲食業界に働いている中で決まったスクールに通うのは体力的にも時間的にも厳しいかもしれません。その中でオンラインでレッスンを受けることができるため非常に使いやすく、効率的にスキルを身につけることができます。
飲食に勤めながらの学習だと時間も限られてしまいますが、金銭的に余裕がある人は是非プログラミングスクールに通う選択肢も考えてみましょう。
スクールが高かったらプログラミング学習サイトを利用しよう
スクールと比較して安い値段でプログラミングを学ぶことができる場としてオンライン学習サイトが挙げられます。プログラミングスクールのようにマンツーマンで指導してくれる訳ではありませんが、最近はオンライン学習サイトのカリキュラムも非常に充実しています。「プログラミングを学びたいけれどお金がない」という人は是非使ってみてください。仕事のすきま時間にも学ぶことができるので飲食業界からの転職を考えている人には適しているでしょう。
おすすめのプログラミング学習サイトとしては世界最大級のオンライン学習サイトUdemy があります。
Udemyの特徴としては、様々なプログラミング言語のコースを安く受講することができるという点です。
世界最大級のオンライン学習サイトであり、ラインアップも豊富です。またプログラミングだけでなく、ビジネス英語やプレゼンテーションノウハウなどその他のビジネススキルを学ぶことも可能です。
本気で転職を考えるならエージェントに相談しよう
エンジニアへの転職のやり方や求人情報などを教えてくれる
飲食業界からエンジニアに転職するのはやはり一筋縄ではいきません。独力でなんとかしようと思っても無理でしょう。
そのため、本気でエンジニアへの転職を考えているなら無料の転職エージェントを利用しましょう。
どんな企業があるのか、どんな仕事があるのかはもちろん、あなたの希望や能力に適した求人を紹介してくれます。
また、エンジニアに転職するために必要なスキルは何か、どのような学び方をすれば良いのか、面接の時にはどのような対策をすれば良いのかといった具体的なアドバイスもしてくれます。
例えばキャリアスタート という第二新卒や既卒にフォーカスしたエージェントはマンツーマンでキャリア相談などに乗ってくれます。
キャリアスタートへの無料相談はこちら
また第二新卒に特化したエージェントだけでなく、マイナビエージェント などの全年代を対象とした大手の転職エージェントに登録して自分に合う求人を幅広く見つけるのも良いでしょう。
マイナビエージェントへの無料相談はこちら
複数のエージェントやサイトを利用することでより効率的に求人を見つけることができます。
今後のキャリアの形成でもサポートしてくれる
転職エージェントは今回の転職対策のみならず、今後あなたがどのようなキャリアを送っていくのか、あなたがどういう人生を歩むのかといったことも一緒に考えてくれます。
飲食からエンジニアへの転職だけでなく、あなたの人生をより良い方向に向かわせるためにも転職エージェントの利用はマストです。
是非これらのおすすめ転職エージェントを利用してより良い転職、ひいてはより良いキャリアを発見していきましょう。
飲食からエンジニアへの転職にチャレンジするなら若いうちに!
IT業界は若い人を欲しがっている
先述した通り、IT業界は人材不足であり、ポテンシャルの高い若者を欲しがっています。
飲食業界からエンジニアに転職を考えているなら、若いうちにチャレンジしましょう!
決断が早ければ早いほど可能性は高まるでしょう。
若者が一番新しいことを吸収できる
たとえ今プログラミングなどの知識やスキルがなくても、若ければこれからいくらでも身につけることができます。「どうせ自分は無理だ」といって諦めてしまうのはもったいないです。自分の人生は自分で切り拓いていくものです。新しいこと、やりたいこと、憧れることには若いうちに積極的にチャレンジしましょう。努力をする人にはたくさんのサポートがつくものです。

転職エージェントなどを活用して、是非自分の希望する新しい人生を歩んでください。